館長のご挨拶

館長 伊藤 眞知子

 山形県男女共同参画センター「チェリア」は、2001年に山形県における男女共同参画社会の形成促進のための拠点として、県条例にもとづいて設置され、オープンしました。それから四半世紀がたち、性別にかかわりなく幅広い年齢層の県民が集い、学び、交流するセンターとして、多種多様な事業を実施してきました。とくに、女性の人材育成事業「チェリア塾」の修了生は延べ500名を超え、多くの方が、県内の企業、団体・グループ、地域コミュニティ、自治体、教育機関等でリーダーシップを発揮し、活躍しています。

 2020年からの新型コロナウイルス感染拡大下でも、感染予防に努めつつ講座・研修等を継続しました。そのなかで得たオンライン配信やWeb、SNSを用いた新たな手法は、その後、県内市町村の男女共同参画担当者会議をはじめ、各種講座や会議の配信等で日常的に活用されています。

 2024年度には、毎年開催している「チェリアフェスティバル」を非営利活動法人全国女性会館協議会全国大会との合同開催としました。全国各地の男女共同参画センター関係者が多数足を運んでくださり、チェリア登録団体のメンバーや大学生たちとともに、にぎやかな交流・学び合いの場となりました。

 2025年度は、性の多様性に関する相談や若い世代の男女共同参画リーダー育成等、新しい事業が始まります。女性も男性も老いも若きもだれもが、幸せに生きることができる男女共同参画社会の形成をめざして、楽しく学び合い、人と人とのつながりを大切に、多くの方が集うことのできるセンター運営を進めてまいります。
 チェリアの事業にぜひご参加いただき、ご支援・ご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。

山形県男女共同参画センター 館長  伊藤 眞知子